ブログを開設しました。
記念の第一号の記事は、このエビネ。
八丈島産のエビネを紹介したいと思います。
1970年代前半に、転勤で八丈島に数年間住んでいた親戚がいます。
その親戚は、地元の知人から山から採ってきたよと言われて、数株のエビネを頂いたそうです。
花を育てる事に興味がない親戚は、八丈島から帰ってきて、もらったエビネを庭に植えっぱなしにしていました。
今から10年くらい前でしょうか、その親戚の家に行く機会があり、山野草栽培が趣味の私は親戚の庭の花を観察していました。
その中にエビネらしき葉っぱがあり、聞いてみると八丈島にいた頃もらったエビネで、しばらく花を咲かせてないという事でした。
当時エビネに興味はなかったですが、栽培の知識はあったので、株分けをして植え替えてあげました。
びっくりしたのは、バックバルブの数です。
20個以上は連なっており、先の方は米粒ぐらいに小さく、その先は腐っていました。
当時で30年以上前にもらったエビネですから、バルブの数を見て嘘ではないことが分かりました。
残ったバックバルブをもらってきて、バルブ3~4個つけて1株とし、4株ぐらいをミズゴケにくるめて、我が家の庭に植えました。
こんな感じで、八丈島産のエビネが我が家にあります。
今は開花株が4株、去年バルブ伏せに成功した株が2株、合計6株まで増えてきました。

これが八丈島産のエビネです。
私以外持ってないし、貴重な事から(天音・あまね)と命名しました。
細くて透き通るような花弁。
距が長く、舌の特徴がニオイエビネっぽい。
でも隆起線が3本はっきりとしているので、純粋なニオイエビネではないです。
交雑種と思われるので香りは強くないですが、無風の時にこのエビネに近づくと、1メートル離れていても微かに香りが分かります。
本やネットで色々調べて私が出した結論は、このエビネはスイショウに近いミクラではないかと思います。
花弁が細くて繊細、透明感があるのでスイショウっぽいのですが、花弁に茶色と黄色の色が入るので、これはジエビネの血ではないかと思われます。
私がエビネに本格的に興味を持ち始めたのは、3~4年前からです。
まだまだ勉強中です。
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