飯豊連峰に自生しているヨツバシオガマの仲間は、3種類あります。
本州中部で見られる普通のヨツバシオガマ、花付きが良くて大型のハッコウダシオガマ・別名キタヨツバシオガマ、普通のヨツバシオガマに似ていますが、クチバシ以外白い花のクチバシシオガマです。
従来の説明では、ヨツバシオガマは北に行くほど花付きが良くなり、本州中部ではヨツバシオガマ、飯豊連峰から北ではハッコウダシオガマ、礼文島ではレブンシオガマで、呼び方は違いますが、同じヨツバシオガマでした。
昨日から色々なサイトを見て勉強していましたが、最近の遺伝子研究で明らかな違いがあり別種類となったそうです。
本州中部のヨツバシオガマは南方系で、これまでのようにヨツバシオガマと呼びます。
飯豊連峰から北のヨツバシオガマは北方系で、これまで呼ばれていたハッコウダシオガマも含めて、キタヨツバシオガマと呼ぶそうです。
しかし飯豊連峰には、本州中部に自生している普通のヨツバシオガマも見られます。
ハッコウダシオガマは、主に飯豊山から御西小屋までの約2000メートルの所でよく見られますが、普通のヨツバシオガマはそれ以外の所で見られます。
そこで疑問なんですが、飯豊連峰で見られる普通のヨツバシオガマも、北方系のキタヨツバシオガマに含まれるのか。
それとも南方系の普通のヨツバシオガマで、飯豊連峰ではハッコウダシオガマ等北方系のキタヨツバシオガマと混生しているのか。
詳しく書いてあるサイトがなかったので、良くわかりませんでした。
今後の研究結果が楽しみです。
花付きが良くて大型の、ハッコウダシオガマ。
北方系で、今はキタヨツバシオガマと呼ぶそうです。

鳥の頭とクチバシのように見える、クチバシシオガマ。
頭とクチバシ以外、花が白いのが特徴みたいです。
普通のヨツバシオガマとあまり変わりないので、区別しないとの見解もあるそうです。
ただ、ハッコウダシオガマとは花付きの差が在りすぎるので、種類を分けた事は当然かなとは思います。
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