ヨツバシオガマの考察

ヨツバシオガマは、私の持っている図鑑にはゴマノハグサ科と書かれていますが、ネットで調べるとハマウツボ科と書かれており、どうやら科が変わったみたいです。

山登りをされている方なら、一度は見た事がある高山植物だと思います。

ヨツバシオガマは、北に行くほど花付きがよくなり、飯豊連峰から北ではハッコウダシオガマ、礼文島に自生するレブンシオガマは、さらに花付きが良いです。

以下の写真は、私が飯豊連峰で撮って、以前ブログにアップした物です。

普通のヨツバシオガマです

こちらが、普通のヨツバシオガマ。

花と花の間隔があり、ハッコウダシオガマより標高の低い所で見られました。

クチバシシオガマと呼ばれる物もありますが、違いが良く分かりません。

ハッコウダシオガマです

花が終わりかけのハッコウダシオガマ

ミツバチがハッコウダシオガマに向かって飛んでいます

こちらが花付きの良い、ハッコウダシオガマです。

飯豊連峰の、飯豊山から御西小屋にかけての、標高2000mぐらいの所で見られます。

さて、ヨツバシオガマを含めてシオガマの仲間は、半寄生植物なので栽培は困難と図鑑や栽培参考書には書かれています。

しかし、高山植物・実生と検索すると、ヨツバシオガマを種から育てて花を咲かせる事に成功した方がいます。

その方のサイトによると、ヨツバシオガマはイネ科に寄生する事を掴み、コメススキやムツノガリヤスなどに種を蒔いていました。

上のヨツバシオガマの写真を見て頂ければ分かりますが、確かにヨツバシオガマの周りにはイネ科の葉が写っています。

イネ科でも、背丈が大きくなるような植物では駄目でしょうね。

半寄生植物なので、多少自分でも栄養を作らなければならないと思います。

別冊趣味の山野草・一から育てる山野草と言う本には、ミヤマシオガマを種から育てた方が紹介しているページがあるのですが、ミヤマシオガマの根はゴボウ根と書いてあります。

完全寄生だったら、ゴボウ根である必要はないですよね。

と言う事で、私もヨツバシオガマの実生をすることにしました。

コメススキは、今回の実生実験の為に以前購入したのですが、去年の夏を越せませんでした。

実生に成功した方が用いたムツノガリヤスは、探しても売っている所が見つかりませんでした。

寄生させるイネ科をどうしようかと思い、自生地のイネ科の写真を見ていると、フウチソウやチガヤに似ていると思い、今回はよく利用するお店に売っている、紅チガヤと紅フウチソウでヨツバシオガマの実生をすることにしました。

今週の土曜日に届くので、日曜日に紅チガヤと紅フウチソウを植え替えて、来週ヨツバシオガマの種を蒔く予定です。

結果はどうなるか分かりませんが、紅チガヤと紅フウチソウ自体育てるのが初めてなので、葉物植物栽培を楽しみたいと思います。

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