


ジエビネとニオイエビネの交雑種、コオズです。
交雑種は、タカネ・ヒゴ・サツマ・ヒゼン・イシズチ・コオズ・スイショウ・ミクラがありますが、私のブログはドラクエ10から訪問する方もいるので、分かりやすいように~エビネと書くようにしています。
ジエビネは全国的に分布していますが、ニオイエビネは伊豆諸島にだけ自生しています。
ニオイエビネは名前の通り良い香りがするので、とても人気があります。
1970年代から80年代にかけてのエビネブームで、伊豆諸島の島々のニオイエビネは盗掘されて、今では絶滅寸前です。
これらの事から、山野草栽培に否定的な考えの方がいても、私は受け入れるようにしています。
否定的な考えの方がいるからこそ、盗掘はしてはならないと強く思うからです。
私は山から山野草を採ってきますが、もちろん実家所有の山からであって、数も1~2株程度です。
やはりルールは守らないといけないし、山野草栽培者は、盗掘に加担していると思われるのは嫌ですからね。
山野草が盗掘によって減っているのは否定しませんが、それ以外に人が山に入らなくなって山が荒れ、環境の激変で数が減っている事も多いです。
特に里山と呼ばれる人里近い山では、後者の方が多いです。
私の実家の山もそうです。
亡くなった祖父や祖母達が元気な頃は、適度に山を管理していて、春は山菜・秋はキノコと近所の人達も山に入る方が多かったです。
今では実家の兄くらいしか、山に入ってないと思います。
その兄も若い頃は山に入るような趣味はなかったので、年齢を重ねるようになって色々変わってきたように感じます。
さてこのコオズエビネ、素心なのでとても綺麗です。
黄色と白色以外、余計な色がありません。
花を見て頂きたいのですが、黄色い所の花弁を~弁、白い所の花弁を~舌と表し、~の所にそのエビネの花色を入れて、このエビネはどういう花なのかを表します。
このコオズエビネなら、黄弁白舌と表します。
エビネを買う時に、このエビネはどういう花をしてるか、こういう表記があると分かりやすいですよね。
昨日は花の香りはしませんでしたが、今朝嗅いてみたら良い香りがしました。
ニオイエビネの血がなくても、香りのあるエビネは他にもあります。
その株の個性なんでしょうね。
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