先週、オークションに出品していた八丈島産のエビネ。
落札されたので、庭から掘り上げて仮植えしていた時に、根元に黒い斑点を確認しました。
もしかしたら軟腐病かもしれないが、代用品になる同じくらいの苗がなく、どうしようかとても悩みました。
知らないふりしてこの苗を発送し、もし軟腐病が出てすぐに枯れてしまったら、2万円と言う高額で落札された方はかなり怒るでしょう。
私も昔、素心のクマガイソウを購入した時に、葉にダメージのある株が送られてきて、その株はすぐに枯れてしまった事があります。
苗なのでそんなに高くないですが、それでも2万円はしたと思います。
今では素心のクマガイソウの開花株は安くなりましたが、当時の開花株は4万円はしたと思います。
私はそのお店にクレームこそ入れませんでしたが、二度とそのお店を利用することはないでしょう。
信用は取り戻すまではかなりの時間がかかりますが、信用を失うのは一瞬です。
万が一を考えて、大株が5株あるので、その中で一番小さい株を送ることにしました。
無事届いてから落札された方より、想像通りの素晴らしい花でしたとの、お褒めの言葉を頂きました。
大株を1株失いましたが、エビネが好きな方に喜んでもらえたので、私も嬉しいです。

軟腐病と思われる八丈島産のエビネの、昨日の状態です。
掘り上げてから2時間ベンレートに浸けて、黒い部分が株全体に広がった時に殺菌剤を散布し、病状の所には手持ちのトップジンMペーストを塗りました。
今の所、病状は治まっていますが、この先どうなるか注視しています。
去年の葉があるので、最悪、今年の芽は摘むかもしれません。
ちょっと植えるのが深かったのかもしれませんね。
他のエビネも見て回り、深植えになっていないか確認しました。
病気の進行が早くて、本当に驚きました。
たった2日で、こんなに広がるなんて・・。
これからも気を付けたいです。
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