私がハクサンシャジンと出会ったのは、飯豊連峰を登っている時でした。
切合小屋を過ぎて稜線上を歩いている時に、あちこちで見られました。
別名をタカネツリガネニンジンと呼ばれ、釣り鐘の可愛い花が飯豊の風を受けてゆらゆらなびいていましたね。
20代の若い頃の、懐かしい思い出です。


以前アップしたハクサンシャジンは、青森県の方が出品されていた種を3年前に購入して育てた株です。
今回のハクサンシャジンは、種子銀行と言う所で購入した株です。
今ではネットで気軽に高山植物の種を購入出来ますが、昔は種を手に入れる事が中々出来ませんでした。
種子銀行と言う所にカタログを請求して、送られてきたカタログを見てまた注文書を送ると言う事をしていました。
このハクサンシャジンは実生から育てた古株で、もう8年近く花を咲かせています。
毎年背丈が伸びすぎて倒れているのですが、今年は天候に恵まれているせいか、引き締まって自生地で見るような姿になりました。
青い花は、この目で見ている色を写真で出すのが難しくて、2枚の写真は同じ株を北側と南側から撮ったもので、比べると違いますよね。
実際の花色は、下の写真の色に近いですね。
花を咲かせている山野草が少ないので、しばらくハクサンシャジンを見る事になりそうですが、風が吹くとリンリンと聞こえてきそうな釣り鐘型の花は、私は大好きです。
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