今日は一日、小雨が降っていました。
でも気温は高いので、成長を促す春の雨となりそうです。

さて、タカネエビネが開花しました。
ジエビネとキエビネの自然交雑種です。
ヒゼンエビネだと言う事で購入したのに、咲いてみたら全く違いました。
まぁエビネに興味が出た頃に購入したので、知識のない私が馬鹿でした。
去年、このタカネエビネの花弁にウイルスのような症状が出たので、この株を残して株分けした他の株は処分しました。
花弁にウイルスの症状が出ると、末期の症状だと言う事です。
私はウイルスに感染しても、人間だって普通に治るのだから、日本のあちこちに自生していたエビネが、そんなに弱いわけないと思っていました。
なので、今後の経過を観察する為に、1株残して置きました。

これが去年咲いた、同じタカネエビネの花です。
花弁の赤い所に、何か模様な物が出ています。
色々調べたら、ウイルスの症状らしいと言う事です。
花弁にウイルスの症状が出ると、確かに観賞価値がなくなりますね。
見ていて、少し気持ち悪いと思ってしまいます。
ヤフーオークションに出品されているエビネにも、こういう模様のある花を見かけますね。

こちらが今年咲いた、同じタカネエビネの株です。
どうでしょうか。
大分、花弁が綺麗になってきましたよね。
ウイルスに感染したエビネは、焼却処分と言うのが、これまでの常識でした。
しかし、我が家のタカネエビネは、わずか1年でここまでウイルスの量を減らす事が出来ました。
そもそも地球上には、ウイルスや病原菌が蔓延しています。
その中で、かつては日本中で見る事が出来たエビネが、ウイルスや病原菌に弱い訳ないと思います。
弱かったら、日本中に進出できる訳ないです。
コロナウイルスだって、亡くなっている方は体力のない年寄りや基礎疾患のある方のみ。
ただ、エビネが感染するウイルスは色々あるので、もしかしたら治らない物もあるかもしれません。
その治らないウイルスに感染した時の症状など、色々見極める事が出来ればいいなと思っています。
ウイルスの症状が出たからと言ってすぐに処分しないで、私のようにその後も育ててみてどうなるのか、観察をすることが必要だと思います。
治るウイルスの症状と、治らないウイルスの症状が分かれば、この先若い人の中にエビネを育てようと思う方が増えるかもしれません。
栽培参考書を見て、ウイルスに弱いとか殺菌剤・専用の小屋など書いてあったら、誰が育てようと思うのでしょうか。
そんなめんどくさい花、育てようとは思いませんよね。
若い人に興味を持ってもらえなければ、素晴らしい銘品のエビネを、次世代に残せません。
あっそうそう、このタカネエビネは普通の庭土で育てています。
鹿沼土や桐生砂、エゾ砂・腐葉土などを使っている所に植えています。
私はsugoi-neのラン菌が、ウイルスに対して何か良い影響を与えると思っていましたが、このタカネエビネを見る限り、自身の免疫で対処したようです。
人間もそうですが、やっぱり免疫システムは素晴らしいですね。
何億年かけて、培ってきた物ですから。
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