今日は、朝から良い天気です。
お昼前に花の写真を撮りましたが、それだけで汗が出てきました。
そういえば、今週は夏至ですよね。
夏至から半夏生の間に、こちらではセミが鳴き始めます。
夏至の頃にたまに聞こえる事もありますが、大体半夏生の頃・7月2日くらいから良く聞こえるようになります。
山野草にとってこれからの夏越しは大変ですが、この時期は花芽を作る為には大切な時期になりますので、しっかりと世話したいですね。
さて、2日前にミヤマスカシユリが開花しました。



5月22日。

5月28日。

6月4日。

6月8日。


6月13日。




6月19日。
ミヤマスカシユリは、茨城県の北部・奥久慈男体山周辺の山と、埼玉県の秩父・武甲山にだけ自生していると言われていました。
しかし最近では、自生地に岩手県も追加されているので、自生地があるのでしょう。
海岸に自生するスカシユリの、山地型変種と言われています。
私は去年、念願のミヤマスカシユリを購入して花を咲かせた後、突然枯れました。
前日までは特に異常はなかったので、ウイルス性か細菌性の病気かと思われます。
初めて育てるので、ササユリと同じような土と、6月に入ってから日陰に移しました。
今思うと、これが誤りだったと思いました。
ササユリと同じ桐生砂で植え付けましたが、排水性が悪かったと記憶しています。
そして日陰に移した事ですが、ミヤマスカシユリの葉っぱは、かなり細いです。
葉っぱの幅が広い植物は、一般的に暑さに弱いので日陰に植え付けるのが良いとされています。
ミヤマスカシユリが自生している茨城県大子町は、母の実家の近くで、私はその地域の気候を良く知っています。
埼玉県の秩父市にも言える事で、大子町は盆地なので暑いですが、午後は雷雨になる事が多いです。
自生地の写真を見ると、断崖絶壁に自生しているので、排水性も重要だと思います。
これらの事を考えて、ミヤマスカシユリは直射日光が好きで、水も好きだが排水性も重要。
イワヒバやチガヤなどの所に根を下ろしているので、他の野生百合同様、根元を温めてはいけないようです。
去年の失敗を検証して、また今年、ヤフーオークションで苗を購入しました。
購入したのは小さい球根3個で、自分で育てて花を咲かせようと思いました。
花が咲いたのは想定外でしたが、今の所順調に育っています。
私の、ミヤマスカシユリの育て方です。
用土は、鹿沼土・桐生砂・エゾ砂を使っています。
紅チガヤと紅フウチソウの、根の下に球根を植え付けています。
家の東側の駐車場に鉢を置いているので、午前中は良く陽が当たります。
ミヤマスカシユリは茎が枝垂れるので、夏場は枝垂れた茎を北向きにすれば、遮光は必要ないかなと思っています。
夏の強い直射日光は、紅チガヤと紅フウチソウの葉っぱが遮ってくれるので、土の温度の上昇を抑えてくれると思います。
夏越しは初めてですが、多分これで大丈夫だと思います。
大子町も、かなり暑い所ですからね。
ただ、午後は雷雨になる事が多いので、夕方は水をあげて、自生地のように株や球根を冷やしてあげると良いかなと思います。
貴重な野生百合なので、絶やさないようにする為に、まずは増やすことを優先しています。
液体肥料は、月2回程与えています。
増えてきたら、月1回程度で十分だと思います。
今年はしっかりと育てて、去年のような無様な結果にはしたくないですね。
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