今年は、穏やかな日が続いています。
今日で休みも終わりですが、実家に帰ったくらいで、何もしない年末年始でしたね。
まぁゆっくり出来たので、体を休ませることが出来たし、良かったと思います。
さて、実家に帰った時には、必ず山を散策しています。
今回は子供と一緒に行ったので、道のないような藪を進むことは出来ず、犬の散歩で行くようなコースを歩きました。

祖父と祖母が元気だった頃、実家から山道を耕運機で登って行くと畑があって、よくそこで遊んでいました。
祖父や祖母が亡くなり、近所の祖父世代の方たちも亡くなってから、耕運機が通れた道が荒れ始めました。
笹が生い茂り、道は枯葉や枯枝で覆われました。

人が来なくなったので、植物が増え始めました。
藪は通れなくなるので困りますが、写真のようなサイハイランは歓迎しています。
この写真の場所は斜面で、手前のボケて写っている大きな葉っぱのサイハイランから種が落ちて、下の斜面には沢山の小さなサイハイランの葉っぱが見られます。
この場所だけで、約20~30の株がありますよ。

ヤブランの実ですが、ヤブランは至る所で見られますね。

耕運機が通っていた道の脇に生えている、サイハイラン。
サイハイランって、中々見る事の出来ない貴重な野生ランなんですよ。
花の季節は、ゴールデンウィーク後の5月下旬から6月上旬。
植物が生い茂る頃なので、あまり山に行く人が少ない季節でもあります。
なので、こんなに数を増やすことが出来たんでしょうね。

耕運機が通っていた山道に生える、サイハイラン。
ここまでは、実家から歩いて5分くらいですね。
実家から歩いて1分で、サイハイランはもちろん、カタクリ・イカリソウ・イワギボウシ・キツネノカミソリなどを見る事が出来ます。

山道が崩れたりして、以前のような道幅がありません。
ここも、昔は耕運機が通っていたんですよ。

実家から歩いて1分の所にある、小さな神社脇に生えている大きな杉です。
写真の右の杉ですね。
実家は、写真の右奥にあります。

2日の18時に実家を出ましたが、車の外気温計は0℃でした。
私の住んでいる所の、今の時期・気温の一番下がる朝方のような気温が、もう夕方の6時でなっています。
福島県~茨城県~千葉県~埼玉県と通って、21時前に我が家に着いた時の外気温計は、6℃でした。
実家と我が家では、6℃以上の気温差があります。
昔は-10℃以下は良くありましたが、今年は暖かくて-5℃くらいでしたね。
それでも実家は寒くて、埼玉県の寒さに慣れた体にはきつくて、あまり寝られませんでした。
靴下を履いて、掛布団は3~4枚あって、温かい子供と一緒に寝ましたが、それでも寒くて駄目でした。
ところで、-9℃前後の日が3日ぐらい続くと、近くを流れる久慈川では、シガと呼ばれる川の流氷が出現します。
私は中学生の頃自転車通学をしていて、川沿いにある自転車ロードを通っていたので、毎日のようにシガを見ていました。
上京してから、日曜日の朝8時に放送しているNHK小さな旅で、その現象をシガと呼び、とても珍しい現象だと言う事を知りました。
北海道でも小規模なシガはあるそうですが、久慈川のシガは大規模で、日本で唯一だそうです。
茨城県大子町にある、袋田の滝が全面凍結するような年はシガも発生するので、興味があればシガを見に来てくださいね。
近年では発生しない年もあるそうで、温暖化の影響で、将来見られなくなるかもしれません。
1月中旬から2月上旬が発生しやすい時期で、朝6時から8時くらいまで見る事が出来ます。
シガが発生する時って、-10℃近くまで冷えている時ですから、それと川ですから北風の通り道でとても寒いです。
私は子供の頃、毎日のように見ていたので、あんな寒い時起きて見ようとは思いませんが・・。

この枯れた物は、なんだと思いますか?
実はこれ、ホトトギスの枯れた実です。
実の下の方に、また残っている種があり、採取してきました。
実家の山には、ホトトギスが沢山生えているんですよね~。
ホトトギスの葉っぱは美味しいのか、良く食害に遭います。
なので、実生から沢山苗を作って、食べられるのを想定して育てる予定です。

この実も採取しました。
今の段階で、何の実だか分かりません。
つる性の植物だと思いますが、何でしょうね。
春になったら、種を蒔く予定です。
あと2ヶ月もないので、少しずつ準備をしないといけませんね。
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