大叔父の遺品の中に、亡き祖父が出兵する時に写したと思われる写真が残されていました。
2~3mはありそうな旗のような物に、祖父の名前が大きく書かれていて、家の前で家族10数人が写っていました。
写真に写っている子供たちは、日章旗や旭日旗の旗を持っていて、まさに戦時中だなと感じました。
私がこの世にいますので、もちろん祖父は戦争から帰ってきました。
足に銃弾を受けたようで、子供の頃、よく見せてもらいましたね。
祖父の遺品の中には、この写真はなかったと記憶しているので、大叔父は大切に持っていたのでしょう。
祖父の兄弟で、戦争に行ったのは長男の祖父だけでしたからね。
祖父が戦死していたら私はこの世に存在しなかったわけで、そう思うと命を繋ぐ大切さを感じます。
私はこの世に生まれて良かったし、命を繋いでくれたご先祖様に感謝しています。

さて、エゾエンゴサクは、北海道に自生する多年草で、ケシ科の植物です。
私が山野草栽培を始めた頃は、本州に自生する物も、エゾエンゴサクと読んでいました。
趣味の山野草と言う月刊誌で、花付きの良い北海道に自生するタイプは、今までのようにエゾエンゴサク。
本州に自生する花付きの悪いタイプを、オトメエンゴサクと区別する事が書かれていました。
もう10年以上前の事です。

私は、図鑑などでエゾエンゴサクの大群落の写真を見て以来、とても綺麗な青色のエゾエンゴサクが大好きです。
いつか庭を、エゾエンゴサクの青色で染めたいと言う願望があります。
風のガーデンと言うドラマで、エゾエンゴサクが有名になったらしいのですが、私はドラマを見ないので詳細は分かりません。
エゾエンゴサクは青色の他に、白色・空色・青紫・赤紫と色んな色があります。
でも私は、エゾエンゴサクと言えば青色をイメージするので、青色のエゾエンゴサクが大好きですね。

エゾエンゴサクを庭中に増やしたいと思い、随分前から育てています。
が、エゾエンゴサクは虫の食害に遭いやすく、葉はもちろん、花や実まで食べられてしまいます。
エゾエンゴサクは、スプリング・エフェメラル、春の儚い妖精達です。
1~2ヶ月しか地上部がなくて、短期間で成長しなければならないのに、その大切な葉っぱを虫に食べられてしまうと、取り返しのつかない事になってしまいます。
次の年には、芽が出てこない株がほとんどです・・。
なので、全く増えないし現状維持も難しいです。
去年の株が今年も元気に出てきたので、何とか食害を防げるようにしたいですね。
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