久しぶりに、ゴールデンウィークは出かけていました。
両家へのお土産や高速代など色々お金はかかりましたが、数年ぶりに義理の両親に会ってお墓参りも出来たし、満足のいく休日でした。
明日は一日、ゆっくり休む予定です。
天気も下り坂ですしね。

さて、ギンランに続いてキンランの紹介です。
私の実家の山には、以前からキンランとササバギンランが自生していました。
祖父と同世代の近所の方が全て亡くなり、山菜取りをする人がいない為、実家の山などは山が荒れています。
藪が生い茂り、倒木はそのままで、下草も生え放題です。
キンラン・ギンラン・ササバギンランは、ある程度人の手が入った山では、盗掘がない限りよく見られます。
山菜採りで人が山に入ると、下草は踏まれ、歩きやすいように竹藪も鎌などで斬られます。
人の手が入るのは、ある程度って言うくらいの自然がミソなんですよね。

キンランは、本州から九州の里山から山地に見られる、ラン科の多年草です。
立派な根を持っていますが、半腐生植物と言う事で、育てる事は出来ません。
土の中にいる菌との共生関係があり、キンラン・ギンラン・ササバギンランは菌への依存度が高いので、自生地から採ってきて植えても、数年で枯れてしまうようです。
実際、過去に私もキンランを育てていて、4~5年が限界でした。
ただ、色々調べてみると、キンランの個体寿命がそもそも短く、5年前後みたいです。
と言う事は、私は株の寿命まで、何とか育てられたと言う事かもしれません。
しかし、キンランは自生地の消滅や盗掘などで数を減らしているので、育てる事は控えた方が良いと思います。
シランやエビネのように鉢植えで育てる事が出来るランは、菌への依存度が低い為だと思われますが、ラン科の植物は全て菌との共生関係が少なからずあるようです。
私は、菌がないよりはあった方が良いのではないかと思い、sugoi-neを使用したり、バイオエドレンスLを使ってエビネを育てています。
効果はまだ定かではありませんが、普通の鹿沼土で育てるよりは絶対良いと考えています。

実家の山で、キンランはこの1株しか見ませんでした。
数年前までは3株前後見ましたが、本当に数を減らしています。
私が栽培目当てに採取したのも原因で、これほど数が減るとは思わなかったので反省しています。
私の夢は、定年退職してから実家に戻り、田畑や山の管理等、亡き祖父たちがやっていた事を引き継ぐ事です。
その時に、キンランが以前のように見られる事が出来ればいいなと考えています。
自生地の復興は、私がなすべき贖罪だと考えています。
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