1・2枚目と、3・4枚目の花が、同じミヤマシャジンには見えなくて、色々調べていました。

めしべの長さで区別する事もあるみたいですが、私が撮った写真の花はどちらも同じです。

それより萼片(茎と花弁の間にある、花弁の付け根にある小さい葉っぱのような物)の形と、萼片に鋸葉があるかないかで区別出来ます。

1・2枚目の萼片は、被針形で鋸葉がないので、ミヤマシャジンです。

3・4枚目の萼片は、写真を拡大してみると、わずかですが鋸葉があります。

それと萼片の先が細長く尖っています。

と言う事で、3・4枚目の花は、ヒメシャジンのようです。

鋸葉が少しだけなので、どちらかと言うとミヤマシャジンに近いヒメシャジンでしょうか。

ミヤマシャジンとヒメシャジンは、色々調べると混生しているようです。

飯豊連峰と言う大きな枠では混生していますが、自生している場所は違います。

ミヤマシャジンは、本山小屋から飯豊山辺りにかけて見られました。

ヒメシャジンは、御秘所から本山小屋にかけての御前坂と呼ばれる、飯豊連峰の稜線上で一番きつい登りのガレ場でよく見られました。

山を登っている時も同じ花には見えなかったので、取り合えず両方の写真を撮っておいたのだと思います。

当時は区別の仕方が分からず、渋々同じミヤマシャジンとしましたが、今回色々調べてやっと区別出来ました。

萼片以外にも、ミヤマシャジンは花付きが良くなく、ヒメシャジンは花付きが良いなど、ぱっと見て区別出来ますね。

これからは、花付きの良し悪しを見た後、めしべの長さ、そして最後に萼片の形とギザギザがあるかどうかを見て、区別すればいいかなと思います。

ヒメシャジンは以前育てていましたが、花も良く咲き育てやすく、初心者にはお勧めの花です。

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プロフィール

HN・あまね
福島県出身・埼玉県在住。
19歳の時に図書館で趣味の山野草を見て以来、山野草栽培を続けています。
趣味は、山野草栽培・山歩き・一眼レフカメラ・ドラクエ10など。
数年前からエビネにハマり、ニオイエビネ自然種を主に集めています。

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