イチヤクソウ

実家から帰ってきました。

テレビを見ながら寛いでいると思っていた母をよく見たら、目を閉じて疲れをとっていた事に、何とも切ない気持ちになりました。

私が子供の頃の母は、一番最初に起き一番最後に寝て、9時から17時までフルタイムでパートをし、長男の嫁故お盆休みや年末年始は親戚が泊まりに来るので、365日働いていました。

母が横になって寛いでる姿を、私は見た事がありません。

本当に、働き者の母です。

その母の背中を見て育った私も、働き者だと思っています。

家族の為に働くのは、当然だと思って頑張っています。

年女の母は、今年72歳になります。

私が実家に帰れるのは、多くても年2回程度。

母に会えるのは、あと100回もあるのかな・・、そんな事を思った帰省でした。

イチヤクソウの枯れた実です

実家の山を少し散策しました。

昔は、あちこちで見られたイチヤクソウ。

今回は、10株程度しか見つけられませんでした。

この写真は、イチヤクソウの枯れた実です。

イチヤクソウの葉と花芽です

こちらの株には、花芽っぽい芽がありますね。

さて、祖父や祖母が元気な頃は、近所のお爺さんやお婆さんなども山に入って山菜やキノコを採っていたので、山は適度な管理がされていました。

近所の祖父世代の方たちが全て亡くなり、父世代の方で山に入る人は誰もいなくて、兄が犬の散歩用に少し草刈りをしている程度。

山野草が減るのは盗掘による物が多いと言う人がいますが、私は盗掘以上に環境の変化による数の減少の方がはるかに多いような気がします。

祖父が亡くなって13年くらいになりますが、その時にイチヤクソウは数百・数千株あったように思います。

その後だんだん山が藪化して、とうとう10株程度しか見られないようになってしまいました。

このイチヤクソウは、適度に陽が当たる山の稜線で見つけました。

ある程度の光が必要なのでしょうか。

イチヤクソウは、キンランやギンランと同じ、半寄生植物と言うか菌に栄養を依存しているらしく、栽培することは出来ません。

株の栄養状態にもよりますが、イチヤクソウを採取して植えても、数年で消えるみたいです。

菌を発生させてくれるsugoi-neならば育てられるかなと思い、採取して庭に植えようかと頭を過りましたが、10年くらいでイチヤクソウの数が激減したので止めました。

私が実家所有の山から山野草を採取するのは、数が多い物だけです。

1株しか見なかったノハラアザミは、種を採取するに止めています。

冬なので、落葉した葉っぱにイチヤクソウが隠れていると良いのですが・・。

あれだけあった鮮明な青い葉っぱが見られなくて、本当に残念です。

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プロフィール

HN・あまね
福島県出身・埼玉県在住。
19歳の時に図書館で趣味の山野草を見て以来、山野草栽培を続けています。
趣味は、山野草栽培・山歩き・一眼レフカメラ・ドラクエ10など。
数年前からエビネにハマり、ニオイエビネ自然種を主に集めています。

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