庭に植えているセツブンソウが、花を咲かせました。
山野草のシーズンが始まりましたね。
セツブンソウとは?

きんぽうげ科の多年草で、関東から西に自生しています。
節分の頃に花を咲かせるので、この名があるようです。
スプリング・エフェメラル(春の儚い命・又は妖精)を代表する植物です。
葉っぱが、大切な蕾を覆うように地上部に出て来て、花を咲かせます。
その後種を付けて、芽が出てから約2ヶ月ほどで地上部が枯れます。
セツブンソウの花の特徴

白い所が花弁に見えますが、実は萼片で、矢印で示した赤い丸の黄色い所が、実は花弁らしいです。
マイクロレンズで撮って、倍率を上げて見てみると、なるほどと思いました。
紫色がおしべで、めしべはこの写真ではちょっと見えずらいです。
栽培・育て方
スプリング・エフェメラルと呼ばれている山野草は、基本的には春の日差しを浴びせないと駄目です。
ただ、近年の気象状況を踏まえると、春でも初夏のような高温の時もあるので、午後は日陰になるような所で栽培した方が安全かもしれませんね。
セツブンソウ・カタクリ・アズマイチゲ・ニリンソウなどは、春しか地上部がないので、庭植えで育てた方が管理は楽です。
葉っぱの無い時期の水やりは面倒ですから、出来るだけ楽をして育てたいですね。
ニリンソウは、鉢植えでも育てた事がありますが、花付きは特に変化はなかったと記憶しています。
カタクリは、鉢植えで育てると花が付きにくいらしいので、庭で育てたい所です。
セツブンソウは分球しないと言われており、増やし方は実生になります。
こぼれた種から勝手に発芽して、早ければ3年目に開花してくれます。
山野草は、一般的に弱酸性を好むと言われていますが、セツブンソウはアルカリ性の土壌を好むと言われています。
なので、石灰やカキの貝殻などを細かく砕いてセツブンソウを植えている所に撒いても良いですが、私の栽培経験上、そんな事しなくても十分育ってくれます。
栽培難易度・A~B
栽培難易度って、その植物が自生している所と、栽培する人の住んでいる所によって、かなり違いが出るので判別が難しいです。
例えば、洋ランを北海道に住んでいる方が育てようとなると施設とか色々必要だし、高山植物を私のように暑い埼玉県で育てるとなると、かなり難しいです。
施設が必要なだけで、栽培自体は簡単と言う物もありますしね。
それらを踏まえ、埼玉県に住んでいる私の経験から、栽培難易度を示したいと思います。
園芸植物の栽培知識で育てられる、A
山野草の栽培知識で育てられる、B
山野草の栽培経験+暑さ対策などの工夫が必要、C
C+専門的な知識が必要、D
栽培の仕方が確立していない、または栽培自体難しい山野草、E
セツブンソウは、山野草で一番難しい夏越しの必要性がないので、栽培は簡単です。
園芸植物を枯らさないで、ちゃんと育てられる方なら、栽培可能です。
私の判定は、A~B程度かなぁ~。
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