カノコユリ

梅雨が明けての、初めての休日。

まだ8時前と言うのに、暑くて目が覚めてしまいました。

エアコンを入れ、しばらくボーっとし、今日の予定を色々考えました。

直ぐに起き庭に出て、エビネの所に寒冷紗を張ったら、体全体汗びっしょり。

この先1週間、天気予報では最高気温38℃前後の日が続くらしい。

まぁ暑くないと夏らしくないし、経済も回らないから、これはこれで良いのでしょう。

でも38℃前後は、私が子供の頃と比べると本当に異常です。

この異常が、当たり前になって行くのが怖いですね。

さて、先週から庭に植えている、カノコユリが咲いています。

暑くて面倒だから、最近は庭の写真を撮らないのですが、今朝は咲き始めたばかりの綺麗な花が撮りたかったので、寒冷紗のついでに久しぶりに花の写真を撮りました。

四国・九州の山地に自生する、ゆり科の多年草です。

花弁に鹿の子のような模様がある為に、鹿の子百合と名があります。

カノコユリ

四国・九州に自生とあるので、全く馴染みのないユリなのですが、ユリの自生する所は何となく分かるので、経験に基づいて栽培しています。

やっぱり野生ユリなので、暑さには弱いです。

ただ、ヤマユリやササユリ程は弱くないので、32~4℃くらいまでの直射日光なら、何とか耐えられるかなと感じています。

我が家では、最高気温が39℃くらいまで上がる年もあるので、一応寒冷紗を張っていますが、それでも暑さで地上部が枯れる株が出ます。

肥料など与えなくてもちゃんと花は咲きますので、背丈も伸びるからしめて育てたい所です。

野生ユリですから、出来るだけ清潔&水はけの良い用土で育てた方が良いです。

鹿沼土・エゾ砂・桐生砂・赤玉土など、手持ちの用土で十分です。

出来たばかりの蕾に虫が付くのですが、カノコユリは株が減っている訳でもないし、寧ろ増えているので、薬剤を散布する事無くそのままにしています。

おかげで、蕾が駄目になってしまいますが、それも自然と割り切って育てています。

その成長した虫たちを食べる捕食者も庭にはいると思うので、エビネなどの貴重な山野草を除いては、出来るだけ自然の摂理に従っています。

カノコユリ

野生ユリの中では、比較的育てやすいユリだと思います。

上手く育てていると、親株の近くから子株?と思われる芽が出て成長しています。

野生ユリ栽培初心者の方には、お勧めのユリです。

香りも甘くて、ヤマユリ程強くないですよ。

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プロフィール

HN・あまね
福島県出身・埼玉県在住。
19歳の時に図書館で趣味の山野草を見て以来、山野草栽培を続けています。
趣味は、山野草栽培・山歩き・一眼レフカメラ・ドラクエ10など。
数年前からエビネにハマり、ニオイエビネ自然種を主に集めています。

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