数日前、母方の祖父の葬儀に出席してきました。

この歳になると、葬儀が増えて来て困りますね。

父の弟である叔父さんが亡くなったのも、確か３年前ですから・・。

母の実家に着いて、何十年ぶりに叔父・叔母さん達に会いました。

元気な叔父さんもいれば、大腸ガンになって人工物を体に入れて、杖で歩いている叔父さんもいました。

昔の面影は全くなく、初めて会った時は、この人は誰だろうと思うくらい・・。

１４日は入棺で、初めて遺体と言う物に直接触れました。

棺の近くにいた私は、お手伝いをしていて祖父の手首を持ったのですが、これがまた本当に冷たかったです。

人の手に触れて、芯から冷たいと思ったのは初めてで、これが死なんだと実感しました。

入棺が終わって食事をしている時に、亡き祖父の昔話が色々出て来ました。

いつも笑顔で、人を笑わせるのが好きだった祖父。

酒とタバコはやめたが、女だけは止められなかったと言っていたそうで、現に酒とタバコは止めたそうですね。

理由を聞いたら、俺はタバコなんか吸っているより、おっぱいを吸っている方が良いんだと言ってたらしい・・。

エッチな話もよくしていて、でも祖父は嫌われるような感じではなく、何を言っているんだこのじじいは！とツッコまれて笑うような、上手い言い方でしたね。

叔母さんの孫達も数人やっていて、わが子と一緒に家じゅうを走り回り、とても賑やかでしたよ。

私が子供の頃は、こういう光景は当たり前で、とても懐かしく思いました。

子供達の笑い声からは、未来を感じられますね～。

カワラノギクでしょうか。

私が子供の頃遊んでいた道を、わが子と歩いている時に見つけました。

綺麗に咲いていましたが、この写真では綺麗に写りませんでしたね。

さて、施設に入っている９６歳の祖母ですが、葬儀には何とか出席できたようです。

車椅子でしたが元気なようで、声をかけましたが、私の事は忘れてしまったようです・・。

私以外の孫も全て忘れていて、６人兄弟姉妹の内１番目の母の事は覚えていたようです。

母の兄弟姉妹でも、覚えている人と忘れている人がいて、忘れる基準ってなんだろうと思いました。

祖母は、叔父さんに祖父が亡くなった日時を聞いていたので、祖父の事は覚えているようでしたが・・。

私は、お坊さんがお経を読まれている最中、ずっと祖母の様子を見ていました。

何を考えているのかとても気になり、しかし覇気のない顔を見ていると、ただボーっとしているだけなのかもしれません。

コロナ前は、ちょくちょく顔を見せに行っていましたが、ここ３～４年は全く会ってなくて、変わり果てた祖母を見ていると、何とも切なく感じました・・。

実家の祖父の葬儀では涙が止まりませんでしたが、あれから１４年経つので、もう大丈夫かなと思っていたのですが、やっぱり涙は出ますね。

叔父さんが車椅子の祖母を、棺の近くに向かわせて祖父の顔を見せている時に、涙腺が崩壊しました。

葬儀って、普段忙しくて何十年も会わない親戚一同を集めてくれる素晴らしい儀式だと、近年思うようになりました。

人の死について色々考えるようになり、昔は元気だった叔父・叔母が、病気を患ったり年老いていく姿を見ると、人生の勉強になります。

また、親戚の子供達がワイワイ遊んでいる姿を見ると、この子たちの為に、より良い日本にしていかないと駄目だな～って思います。

そういうば、衆議院議員選挙が、公示されましたね。

立場によって考えが変わるので、私は個人の思いを投票すれば十分だと思うし、他人の支持政党を批判するのは如何な物かな、とも思います。

経営者と労働者では全く考えは違うし、裕福で育った人と私のように貧乏だった人では、価値観が違うのはしょうがないと思います。

ただ私は、選挙に行かない人は強烈に批判はします。

国の行く末を決める大切な選挙なのに、投票率が５０％程度ってホント情けない・・。

皆さん、選挙には行きましょうね。

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