今日は、薄曇りです。
さて、エビネを育てている方なら、気にかけているのがウイルス病。
エビネ以外では、ユリなどもウイルスに弱いとされています。
エビネを育てている方ならご存じですが、葉っぱが展開してくるこの時期に、ウイルスの症状が葉っぱに出てくるとされています。
花の鑑賞も楽しみですが、新しい葉っぱにウイルスが出ていないかを確認するのも、大切な仕事です。

我が家には、定年退職した義理の父が東京都の公務員時代、八丈島勤務を終えて東京に帰って来る時に、地元の方から頂いたエビネが植えてあります。
ヤフーオークションでもかなり珍しい八丈島産エビネなのですが、頂いてから40~50年経っていて、しかもずっと庭植えで育ててきました。
エビネを本格的に育てるに当たって調べていると、エビネはウイルス病が厄介と言う事を知りました。
案の定、我が家の八丈島産エビネには、新しい葉っぱにウイルス病と思われる病状が結構出ていました。
貴重なエビネなので、私はどうしても捨てる気にはなれませんでした。
このエビネのおかげで、今まで全く興味のなかったエビネにも興味がわき、好きになれたのですから・・。
そんな中、【魅惑のエビネ】様のホームページに、シイタケ菌を使った薬剤がウイルス病予防に良いと言う情報が載っていて、私も半信半疑でとりあえず使ってみました。
日本ニオイエビネ協会の会長様も愛用されているとの広告も、そのシイタケ菌の会社のパンフレットにも載っていて、かなり効果があるとの事。
私が使った結果ですが、一応鉢植えのニオイエビネなどにはウイルス病の病状は出ていません。
そして、使い終わったシイタケ菌の薬剤を、庭の八丈島産エビネにも期待もせずにかけていました。
写真の葉っぱは今年の八丈島産エビネの新葉ですが、少しウイルス病の病状が出ていますが、去年までの病状と比べると、かなり病状が減っています。
ジョウロで丁寧にシイタケ菌をかけてあげれば、もっと効果が出ていたかもしれません。
これは、エビネ業界にとって朗報だと思います。
今までは、ウイルス病にかかったら捨てるしかなかったエビネを、今後は数年かけてシイタケ菌をかけてあげれば、治る可能性が出て来た事を意味します。
我が家の八丈島産エビネは、まだ完全に病状が無くなった訳ではないので、完治するかどうかはまだ分かりませんが、希望が見えてきたように思います。
まぁウイルス病の病状が出ていても、生育にはなんら問題ありませんが・・。
長年エビネを育ててきた方が、経験から良いと言われることに関しては、私も出来るだけやってみる事にしています。
何でも経験を積む事は大切ですからね。
そのシイタケ菌を使った薬剤は、【野田食菌工業株式会社】様で販売されています。
エビネ先輩たちも予防に良いと言われて、しかもウイルス病の病状が出ているエビネにも私が使って効果が出ています。
自然の力ですから、メロン・トマト・キュウリなどの有機農産物などにも使えるみたいです。
人間の免疫機能は、腸などの菌が多い所で構成されているみたいなので、腸内細菌を整えるのが大切だと言われています。
納豆菌・乳酸菌など色々ありますが、キノコって菌の最たる物ですので、シイタケ菌が効果があるのは理論的にも納得出来ます。
完治するのかどうかは、今後の様子を観察しないと分かりませんが、ウイルス病の病状が出ているからと言って捨てられるエビネ達が可哀そうですので、何とかしたいですね。




その八丈島産エビネが、花を咲かせています。
弱いですが、良い香りを放っています。
ヒゼン・スイショウ・ミクラのいずれかだと思われます。
頂いてきた人は私の義理の父なので、しかも健在ですから、嘘・偽りのない出所のはっきりしている八丈島産エビネです。
もしかしたら1株だけ、来月辺りにヤフーオークションに出品するかもしれません。
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