
今日は蒸し暑いです。
これから、こういう日が多くなるのでしょうね。
天気予報では30℃くらいまで気温が上がると言う事で、急な気温上昇はエビネの害になると思うから、さっそく寒冷紗を1枚張ってきました。
蚊は多いし、庭に出るのが億劫です。



さて、庭のオオヤマレンゲが花を咲かせました。
もくれん科の落葉低木です。
群馬県の谷川岳から西日本の、標高1000~2000mに自生しています。
中国では、天女花とも呼ばれています。
近縁種に、朝鮮半島に自生しているオオバオオヤマレンゲなどがあります。
ホームセンターでオオヤマレンゲと言う名で売られている物は、大抵朝鮮半島産のオオバオオヤマレンゲです。



我が家のオオヤマレンゲは、九州地方のナーセリーから購入しました。
何度も日本産のオオヤマレンゲかを確認し、山から種を採取して育てた物だそうで、私が確認をした後に、そのナーセリーのホームページにも日本産と表記されていました。
小さな苗を購入し、10~12年くらいは育てていると思います。
オオヤマレンゲの花弁は、萼片の3枚を含めて計9枚程らしいですが、我が家のオオヤマレンゲはそれ以上の花弁があります。
九州や四国・中国地方のオオヤマレンゲは、氷河期に朝鮮半島と陸続きになった時に、オオバオオヤマレンゲと交雑をされたようですので、その影響かなと推測しています。
我が家のオオヤマレンゲは九州地方産ですから、オオバオオヤマレンゲの血が入っていると思われます。
オオバオオヤマレンゲは、オオヤマレンゲより花弁が多く、しかも八重咲種のミチコレンゲと言う品種もあるようなので、実生で育てられたこの株はたまたまその八重咲性の血を多く受け継いできたのかなと捉えております。

花は4日程で枯れるとネットなどには書いてありますが、私が長年庭のオオヤマレンゲを見ている限り、2日目から写真のように茶色い部分が入ってきて、4日目にはもうほとんど茶色くなりますね。
八重咲種の性質なのかどうかは分かりませんが、花弁が綺麗なのは、開花してから半日だけのように思います。
つまり、茶色い所がなくて綺麗なのは1日だけですね。
平地で育てている影響かなとも思います。
オオヤマレンゲの自生地は亜高山帯ですから、言わば高山植物のようなもの。
気温とか色々無理があるのかもしれませんね・・。
我が家は用地買収で、いずれこの家を引っ越さなければならないのですが、このオオヤマレンゲは新しい家に持っていく予定です。
珍しい八重咲種ですから、大切に育てていきたいですね。
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