今日は曇り空ですが、少し庭の写真を撮ってきました。
庭では、ニリンソウのお花畑が広がっています。
幸せなひと時です。

エゾエンゴサクとは?
北海道の湿り気のある山野に自生する、けし科の多年草です。
カタクリと同じ、早春に芽を出し花を咲かせて、約2ヶ月程度で地上部は枯れます。
か弱そうな草姿から、もっともスプリング・エフェメラルのイメージに近い山野草だと思います。
私が山野草栽培初心者の頃は、本州日本海側に自生する花付きの悪い物もまとめてエゾエンゴサクと呼ばれていました。
しかし、北海道の花付きの良い物は従来通りエゾエンゴサク、本州日本海側の花付きの悪い物はオトメエンゴサクと区別されるようになりました。
私は北海道の山野草店から購入し、ご覧の通り花付きが大変良いので、写真はエゾエンゴサクで間違いないです。
北に行くほど花付きが良くなるものは多いようで、例えば高山植物のヨツバシオガマなんかもそうです。
本州中部に自生する物はそれ程花付きは良くなく、ヨツバシオガマと呼ばれています。
飯豊連峰の2000mくらいから北に自生する物は花付きが良くなり、ハッコウダシオガマと名前を変えます。
そして、北海道の礼文島に自生するのもはそれ以上に花付きが良くなり、レブンシオガマと呼ばれています。
エゾエンゴサクに話を戻して、私はドラマを見ないので分かりませんが、検索をかけると風のガーデンと言うドラマでこのエゾエンゴサクが有名になったとか・・?
北海道では、このエゾエンゴサクの青い花で、一面ブルー色に染まる光景を見る事が出来るそうです。
北海道は、私にとって憧れの地。
山野草・高山植物の宝庫ですが、そこに住みたいとは思いません。
自然環境の厳しい所ですから、憧れは憧れでいる方が幸せだと思います。

エゾエンゴサクの花の特徴
エゾエンゴサクはブルー色が有名ですが、他に色々花色があります。
白・青・青紫・赤紫・淡色など、色んな変化があるようです。
私はエゾエンゴサクと言えばブルー色と言うイメージなので、やっぱり青い花が好きですね。
本州のオトメエンゴサクがエゾエンゴサクと呼ばれていた頃、花付きの悪いオトメエンゴサクを良く購入しましたが、赤紫や青紫系の花が多かったように思います。
北海道の山野草店から購入したエゾエンゴサクは、ほとんど青い花でしたので、オトメエンゴサクの方が赤みを帯びる物が多いのかなと思いました。

栽培・育て方
カタクリと同じスプリング・エフェメラルですから、春の柔らかい日差しに十分当てる必要があります。
北海道の自生地では分かりませんが、私の住んでいる所では、花が終わると約2週間程度で葉は枯れます。
なので、芽が出て枯れるまで多分1ヶ月程度しかありません。
かなりの美人薄命です。
春しか地上部はないので、一日陽が当たる所に植えます。
毎週薄い液体肥料を与えて、短い生育期間・十分肥培します。
栽培参考書にはほとんど書かれていませんが、葉が上手いのか葉の食害をかなり受けます。
なので、オルトランなどで虫よけをする必要があります。
短い生育期間で葉を食べられると、株の消失に繋がります。
私もほとんどが、葉の食害で株を失いました。
葉を虫から守る、これかなり重要です。
栽培参考書には上手く育てれば分球するので、約2倍に年々増えるそうです。
我が家のエゾエンゴサクを見る限り、確かに少し増えていますね。

栽培難易度・B~C
山野草栽培の経験が、ある程度必要な花です。
北海道では一面に生えているので、そんなに難しくない花かと思われますが、栽培してみると中々難しい。
栽培参考書には約2ヶ月の生育期間と書かれていますが、実際は1ヶ月程度しか生育期間がないので、葉を失ったり茎を折ったりしたら翌年芽が出て来ません。
東京近郊で、このエゾエンゴサクを育てるのは中々難しいと思われます。

白い花はニリンソウ、近くにはイカリソウが植えてあります。
エゾエンゴサクの青い花、ニリンソウの白い花、そしてイカリソウの赤い花。
もうすぐ、この3色の競演が始まります。
今日は曇り空ですが、明日お日様が出るようなので、もしかしたらイカリソウが咲くかもしれませんね。
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