最近の若い人は、コスパに重点を置くらしい。

出来る限り、無駄を省きたいのだそうだ。

所で、私は警察官になるのが夢でした。

高校３年生の現役時代に、福島県警察官採用試験を受けて、２０倍以上の難関を突破し１次試験合格を勝ち取りましたが、２次試験で不合格。

翌春、家が裕福ではなかったので、隣町の図書館に通って勉強し、就職浪人をしていました。

その図書館で、息抜きの為に手に取った本が、月刊・趣味の山野草。

私も若い頃、色んな趣味をやって来ましたが、山野草だけは、それ以来一度も止めた事はなく、ずっと続けています。

私の生涯の趣味との出会いは、夢だった警察官試験を落ちた事によって得られました。

人生って面白いですよね。

警察官になりたかったから、中学３年間、剣道部で頑張ってきましたが、今となっては警察官にならなくて良かったと思っています。

鹿児島県警の不祥事とか見ていると、ああいう組織は自分には向いてないと感じましたからね。

若い人に言いたいのですが、人生どんな回り道をしても、無駄と言う物はないです。

回り道をすれば、その道がどうなっているとか、道の周りにどんな花が咲いているとか、どんな虫たちがいるとか色々知る事が出来ます。

自分の思う通りの道しか歩んでこなかった人より、色んな知識を得る事が出来ます。

いじめで苦しんでいる学生さん、あなたはいじめられたことによって、人の痛みを感じ取る事が出来ると思います。

あなたは人の痛みを知っているから、他人に対して寛容な心を持っているし、他人を許すことが出来ると思います。

コスパばかり考えずに、最初から回り道をするくらい、心に余裕を持ってほしいと思います。

その就職浪人時代、再び福島県警察官採用試験を受けて１次試験を突破しましたが、２次試験で不合格。

大叔父が住んでいた、神奈川県警察官採用試験も受けましたが、１００倍以上の超難関を突破し２次試験まで行きましたが、またまた不合格。

遠い親戚に、警察庁に勤めていて警察学校の校長までされていた警視の方がいて、詳しくは言えませんがその方の話では、とある理由で落とされたと言う事が分かっています。

当時は世の中を恨みましたが、今となってはこれで良かったんだと思っています。

思い通りにならないから、人生は面白い。

思い通りの人生なんて、レールの上を歩いているようなもの。

底辺を歩んでいると、上を見れば色んな事が見えて楽しいですよ。

夢が警察官だけあって正義感が強く、弱い者いじめや不条理な事・人様への嫌がらせ等が許せない私です・・。

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