私は、30年くらい山野草を育てています。
当時の参考書に、春蘭の赤花と黄花は、花芽にキャップをつけると、花色が良くなると書いてありました。
私は、実家の山に自生していた春蘭で十分満足していたので、赤花や黄花には全く興味がなく、知識だけで花芽にキャップを実行した事はないです。
5ヶ月前から寒蘭に興味を持ち、その後、石斛・風蘭なども育てるようになりました。
春蘭も、赤花や黄花も購入するようになり、種類も増えて来ました。
今期は、春蘭に花芽はないので試す事は出来ませんが、来年は花芽キャップを実行出来ればと思います。
そこで、何で花芽にキャップを付けると花色が濃くなるのか、私なりの考察です。
この考察は、私が昔から考えていた事ですので、他人がおっしゃっていた事ではないです。
花色が濃くなるのは、先人たちの栽培経験からだと思うので、多分そうなのでしょう。
エビネの青紫色の花も、開花前に暗い所に置くと色が濃くなると言われていますからね。
まず、花って植物からすると、花粉を運んでくれる虫たちをおびき寄せると言うか、花粉はここにあるよと言う、目印なんだと思います。
色んな花がありますが、種類ごとに花粉を運んでくれる虫たちは違うので、それぞれの虫が好むと言うか、分かりやすい色と言う事で、花色は決まって来るのかなと思います。
当然、花は大きくて色が濃い方が、虫たちには見つけやすいですよね。
高山植物の花が、背丈の割には大きくて色が濃いのは、高山帯では虫たちが下界と比べると少ないので、そういう理由です。
紫外線とかの影響で、花色が濃いとも言われていますが・・。
じゃあ、何で花芽にキャップをすると、花色が濃くなるのか。
植物って、自分で好きな所に移動は出来ません。
種があまり陽の当たらない所に飛んだとすると、そこで芽を出し一生を過ごさないといけません。
陽の当たらない所って中々花芽が付きにくく、その状況の中で数年に1回花を咲かせた時は、絶対受粉して種を付けたいですよね。
で、やっぱり少しでも花を大きく咲かせて花色も濃くして、虫たちに気付いてもらいたいと思うんですよ。
だから、花芽をキャップで覆うと、ん!?
ここは暗い所だからと勘違いをして、少しでも花色を濃くしようとするのではないかと、私は思っています。
ちなみに植物の根って、常に水分があると、根をあまり伸ばさないんですよね。
だって水分があるのだから、根を伸ばす必要はないですから。
だから、植物を育てる時は、根に適度な乾燥が必要なんです。
乾燥と言うストレスを根に与える事によって、水分がある所まで根を伸ばさないと枯れてしまうと言う危機感を、植物に与える事が必要。
適度なストレスが、成長を促してくれます。
過保護過ぎては丈夫な株にはならないんですよね、人間も同じです。
花芽にキャップって私は実体験がないですが、このような自分なりの考察があるので、納得出来る事が多いので信じています。
エビネにも効果があるのか試したいのですが、今年の我が家のエビネは軟腐病で半分近く株を失いましたので、それどころではないです。

さて、ヤフーオークションで寒蘭ばかり見ていたら、あなたにお勧めの商品と言う事で、この桃里のショッピング広告が載っていました。
それで知った、桃里。
芳香があるとの事ですが、私は感じ取れませんでした。

寒蘭って栽培はそれ程難しくはないのですが、綺麗な花を咲かせるのが難しいとの事。
特に桃花は、オークションの出品者の説明欄を読んでいると、難しいと書いてありました。
桃花は、アントシアニン色素がないと駄目とか書いてあって、朝陽を当てると良いとの事で、我が家の作場で朝陽が当たる所にずっと置いていました。
どうでしょうか?
私は今年から寒蘭を育てているので、花色を比べるような経験がないので、判別が出来ません。
でも、更紗があって綺麗には咲いているかなと思います。
ちなみに白花は、寒さに当てないと綺麗な色が出ないと書いている方もいたので、どうなんでしょうね。
これから経験を積んで、先輩たちのおっしゃった事が分かるようになれば良いです。

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