今日は、蒸し暑い曇りです。
夜の間に雨が降ったのか、地面が濡れていました。
こういう日は、蚊が多いので庭に行きたくないです。
庭いじりでやらなければならない事は、雑草取りと植え替えが残っています。
ゴールデンウィーク中、時間を見つけて出来ればいいなと思います。
山野草の花の時期も終わりに近いので、そろそろ暇になってしまいますね。

さて、庭で育てているオオヤマレンゲが開花しました。
開花したのは27日で、もう花が枯れ始めています。
オオヤマレンゲの花の寿命は、約3日程度。
休みの日に開花が合わないと、写真はもちろん、開いた花を見ることなく終わってしまいます。

オオヤマレンゲは、関東から西の本州・四国・九州に自生している、モクレン科の落葉低木です。
私がオオヤマレンゲの存在を知ったのは、NHK花の百名山と言う番組の、八経ヶ岳で紹介されていた事からでした。
八経ヶ岳は近畿地方の大峰山系にあり、私の住む関東からは遠く、とても見に行けません。
なので、家を購入した時には、必ず庭に植えようと思っていました。
ホームセンターなどでオオヤマレンゲが売られていますが、このオオヤマレンゲは日本の山で見られるオオヤマレンゲとは別種で、正式名称は朝鮮半島に自生しているオオバオオヤマレンゲです。
日本産のオオヤマレンゲは、ナーセリーや山野草店でしか売られていませんので、注意してください。
最近の研究で、中国・四国・九州地方に自生しているオオヤマレンゲは、氷河期に朝鮮半島と陸続きになった時に、オオバオオヤマレンゲと交雑しているようです。
中国・四国・九州地方に自生しているオオヤマレンゲの全てが交雑しているのではないと思いますが、氷河期と言う事から考えると、結構な個体が交雑していると考えられます。
関東の谷川岳から西の大峰山系までに自生しているオオヤマレンゲは、交雑していない純粋なオオヤマレンゲらしいです。

私は、九州のナーセリーさんで苗を購入して、やっと数年前から花を咲かせる大株になりました。
九州のナーセリーさんから、近くの山に自生しているオオヤマレンゲの種を採ってきて育てていますとの情報を得て、オオバオオヤマレンゲではない事を確認して私は苗を購入しました。
しかし、去年オオヤマレンゲについて色々調べていると交雑の事を知り、とてもがっかりしました。
この交雑の事は、去年辺りからネットで確認できるようになり、最近の研究で分かった事なんですよね。
私が苗を購入した当時、オオヤマレンゲについて調べても一切載っていなかったです。
差別してはいけないのですが、やはり交雑の事を知ってしまうと、純粋なオオヤマレンゲが欲しくなります。

と言う事で、長野県蓼科産の純粋なオオヤマレンゲを、春先購入しました。
苗なので、開花まで3年程度かかると思っていたところ、こんな小さな苗に蕾が2つ出来ました。
嬉しい誤算です。

オオヤマレンゲの育て方です。
日本産のオオヤマレンゲは、高山植物扱いで育てる必要があります。
暑さに弱いですが、直射日光には当てなければならないので、日陰には植えられません。
徐々に気温が上がる程度の直射日光には、32℃程度までは耐えますが、急に気温の上がる時の直射日光には弱く、葉焼けを起こします。
今の時期で言うと、26℃以上の直射日光には葉焼けを起こします。
そして、虫が付きます。
葉の裏に、30個程度にまとまった卵が産みつけられているので、1週間に一度は葉の裏を確認して、見つけ次第取り除いてください。
多分蛾の幼虫だと思いますが、オオヤマレンゲの葉っぱを食害するのは、この蛾の幼虫くらいなので、幼虫になる前の卵の段階で取り除けるよう、面倒くさがらず確認して頂きたいです。
私は蝶や蛾の幼虫が苦手で、オオヤマレンゲの葉でこの幼虫を見た時は沢山いて、もう気持ち悪くて嫌でした。
液肥を月1回程与えていますが、しばらくすると新葉を出して答えてくれるのが嬉しいですね。
なので、肥料は好むと思いますが、与えすぎ濃すぎは厳禁です。
6月下旬ごろから気温の変化に注意して、32℃を超えるようになったら寒冷紗で強い日差しから守ってあげてください。
日差しは好きなので、早朝の朝日が当たるのであれば、真夏でも当てた方が良いと思います。
蓼科産のオオヤマレンゲが開花したら、また紹介したいと思います。
このオオヤマレンゲも他に蕾を持っているので、今度は綺麗な写真を撮りたいですね。
九州産と長野産の花に違いがあるのか、見比べてみたいと思います。
日本ブログ村とブログランキングに参加しています。
下のバナーを1日1回押して頂けると、ランキングが上がりますので嬉しいです。
応援よろしくお願いします。
にほんブログ村
人気ブログランキング